RAZOR SHARP
収録曲・リリース情報
1.WATTATA/河を渡った
2.90 DAYS/免停90日
3.AROUND THE CORNER/曲がり角のところで
4.ワザトFEEL SO SAD (CANADA SEVEN)
5.MELODY MAKER/メロディーメイカー
6.RAZOR SHARP/キレル奴
7.SEMETE (GOING ON THE ROAD)
8.CHILDREN’S FACE
9.あそび
10.IDEA/アイディア
11.BOO-BOO-BOO
1987年2月25日リリース EASTWORLD/東芝EMI
概要
忌野清志郎の初ソロ・アルバム『RAZOR SHARP』(1987年)は、RCサクセションの延長線上ではなく、ロンドンで英パブ・ロックの名バンド、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズらと共に制作されたことが大きな特長である。
そのため、英国らしい硬質な音の分離やニューウェイブ的なエッジが随所に感じられ、これまでのRC作品とは一線を画す“切れ味”をまとっている。
そのエネルギーはタイトル曲「RAZOR SHARP・キレル奴」に顕著で、UKゴシック的響きを帯びつつも直球のロックで、“カッコばっか”と喝破する歌詞とオーティス風のシャウトが鮮烈な印象を残す。
また、元クラッシュのドラマー、トッパー・ヒードンの参加も話題になっており、その加工された80年代的なドラム・サウンドとの融合は当初懸念されたものの、結果的に「意外に違和感はない」と高評価されている。
一方、アルバム全体はバラエティに富んでおり、ブルース寄りのファンク「WATTATA」、ポップな「AROUND THE CORNER」、ジャジーな「SEMETE」、バラード「IDEA」、軽快なロックンロール「BOO‑BOO‑BOO」など、多様なテイストが凝縮。
とくに「CHILDREN’S FACE」や「IDEA」は、ブロックヘッズとのセッションの中で生まれた新鮮でスケール感のある歌唱と演奏が評価されており、後にRC本体では表現しきれなかった“清志郎の別の魅力”を喚起している。
